私たちはよく「生活リハビリ」という表現を使わせていただきます。
「おざいしょ」では、リハビリメニューも いわゆる「機能訓練」の時間も
・・・実は ありません。
でも。
ご家族の方から 「おざいしょを利用したあとは、おばあちゃんの足の運びがよくなるので助かってます」という声をいただくことがあります。
たとえば。トイレに行くとき。
一人では歩けない方も、歩行器や手引きなどで できるだけ車椅子使わずに
歩いていただくようにしています。
車椅子の方も、トイレで立ち上がるとき。
できるだけ、手すりをもって ご自分で立っていただくように 応援します。
(もちろん、応援だけじゃなくて、介助もします 笑)
実際の介護の現場では・・・
足元の悪い方は、車椅子に乗っていただいた方が、安全で安心です。
特に人手の足りないお昼前や帰宅前。
トイレラッシュになる時間帯は、手早く次の方のお世話に回りたいところです。
それでも。できる限り その方のリズムに合わせて
一緒に移動します。
「おざいしょ」のフロアは、ちょっと広めに作ってあり、
くつろげるソファスペースと、お食事のためのテーブルスペースが分かれています。
少なくとも、お昼ごはん、おやつのときには、ソファからテーブルへと
移動していただきます。
自由に動ける方にとっては、さもない距離ですが、
身体に不自由を感じる方にとっては、なかなか大変な距離のこともあります。
そこまで行こう!という気持ちがあって
がんばれ、と 口と手で応援する(見守る)人がそばにいて
生活の中で、体を動かしていく。
それを「生活リハビリ」と よばせていただいてます。